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vol70   4 / 8

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「 「面白い方言面白い方言」」がん予防には関係ないがん予防には関係ないですですが、頭休めにたまには良いと思います。が、頭休めにたまには良いと思います。方言は無数ですが日方言は無数ですが日常何気なく使っている方言の意味を考えてみたいと思っています。「茨城弁大辞典」「昔の茨城弁集」「茨城常何気なく使っている方言の意味を考えてみたいと思っています。「茨城弁大辞典」「昔の茨城弁集」「茨城の方言入門」「茨城県県西地方の方言集」「茨城弁(水戸弁)変換」ほかを参考にしました。会員の皆様かの方言入門」「茨城県県西地方の方言集」「茨城弁(水戸弁)変換」ほかを参考にしました。会員の皆様からの投稿らの投稿もお待ちしもお待ちしてておりますおります。。 トウゾウトウゾウ((人の名前?人の名前?)) 昔は、味噌を作っていた家(手前味噌)が多く、味噌豆(大豆)の煮汁が出るので、それを煮詰め、 昔は、味噌を作っていた家(手前味噌)が多く、味噌豆(大豆)の煮汁が出るので、それを煮詰め、麹と塩を加え、さらに納豆や切干大根、地域の食材などを混ぜ込んだ塩蔵保存食品麹と塩を加え、さらに納豆や切干大根、地域の食材などを混ぜ込んだ塩蔵保存食品が「トウゾウナットが「トウゾウナットウ」。ウ」。あまり美味いと思わなかった記憶がああまり美味いと思わなかった記憶があるる。。 ブンコショイブンコショイ((ほとんどの方はなんだろうと思っている?ほとんどの方はなんだろうと思っている?)) 殺虫剤で大分少なくなったチャドクガなど毛虫の総称。ブンコ(文庫)は江戸時代のランドセル。寺 殺虫剤で大分少なくなったチャドクガなど毛虫の総称。ブンコ(文庫)は江戸時代のランドセル。寺子屋に通った子供たちの教科書や筆墨を入れ、背負ったもの。ショイは背負篭子屋に通った子供たちの教科書や筆墨を入れ、背負ったもの。ショイは背負篭((しょいかごしょいかご))のショイ。当のショイ。当時の多くの子供達時の多くの子供達が文庫を背負って歩く姿が、が文庫を背負って歩く姿が、66・・77月に発生する毛虫に似ていたため。月に発生する毛虫に似ていたため。 【注記】寺子屋は、江戸時代の庶民教育を支えていた天保期( 【注記】寺子屋は、江戸時代の庶民教育を支えていた天保期(18301830年〜)になると爆発的に増加し、最盛期には年〜)になると爆発的に増加し、最盛期には11万万55千以上千以上((当時の人口は当時の人口は2,7202,720万人(万人(18281828年)年)))も存在したという。自由奔放で、庶民の子弟に読書算や実務上のも存在したという。自由奔放で、庶民の子弟に読書算や実務上の知識・技能を教育した民間教育施設である。手習所や手習塾ともいう。茨城の寺子屋知識・技能を教育した民間教育施設である。手習所や手習塾ともいう。茨城の寺子屋((手習所手習所))数は筆子塚数は筆子塚((師匠が亡師匠が亡くなった際にその遺徳を偲んで、自分たちで費用を出し合って建てた墓や塚、供養塔など、県下各地にくなった際にその遺徳を偲んで、自分たちで費用を出し合って建てた墓や塚、供養塔など、県下各地に1,2591,259基が基が確認されている確認されているそうであるそうである))の数を上回ることになる。の数を上回ることになる。 当時の民度の高さは、諸外国をしのぎ、明治維新後の義務教育に、ほとんどそのまま移行している。 当時の民度の高さは、諸外国をしのぎ、明治維新後の義務教育に、ほとんどそのまま移行している。 ゴウセゴウセ((豪勢?)豪勢?) 本来は「一生懸命」とか「すごく」いう和歌山弁のようである。それが、茨城になると 本来は「一生懸命」とか「すごく」いう和歌山弁のようである。それが、茨城になると「「荒い荒い」」とかとか「「粗暴粗暴」」になってしまっている。新しい自転車なのに、乗り方になってしまっている。新しい自転車なのに、乗り方ががゴウセだから、とうとう壊れてしまっゴウセだから、とうとう壊れてしまった。というように乱暴なこと。た。というように乱暴なこと。 カマイタチカマイタチ((悪さをするイタチ?悪さをするイタチ?)) これは、方言というより言い伝えであり、甲信越地方に伝えられる妖怪変化 これは、方言というより言い伝えであり、甲信越地方に伝えられる妖怪変化(狂歌百物語ほか)のこと。広く日本各地に伝承があり、私の地域ではツムジ(狂歌百物語ほか)のこと。広く日本各地に伝承があり、私の地域ではツムジカゼでカゼでケガケガしたり、運動会など、突然の旋風でテントが吹き飛ばされたりするしたり、運動会など、突然の旋風でテントが吹き飛ばされたりすることがある。子供が巻かれると、足首などが傷つけられたりする。しかし、鋭ことがある。子供が巻かれると、足首などが傷つけられたりする。しかし、鋭い傷跡の割には痛みがない。それはカマイタチが鎌のような爪で傷つけるためい傷跡の割には痛みがない。それはカマイタチが鎌のような爪で傷つけるためと信じられ、ツムジカゼを恐れている。このと信じられ、ツムジカゼを恐れている。この度度のつくばのつくば市市や県西を襲った「竜や県西を襲った「竜巻」を思い出す。巻」を思い出す。 ウステリウステリ((がきがき)) ウステリがき ウステリがき((餓鬼餓鬼)) 転じて生意気な子供。転じて生意気な子供。 明治維新の前夜、持てる情熱を惜しみなくぶつけた吉田松陰の教育方針の中に出てくるスイスの詩人ウ 明治維新の前夜、持てる情熱を惜しみなくぶつけた吉田松陰の教育方針の中に出てくるスイスの詩人ウステリ「ランプがまだ燃えているうちに、人生を愉しみ給え。しぼまないうちに、バラの花を摘み給え」ステリ「ランプがまだ燃えているうちに、人生を愉しみ給え。しぼまないうちに、バラの花を摘み給え」の名言が当時の庶民にもてはやされたが、ウステリの名を子供まで呼ぶのは小生意気だからの名言が当時の庶民にもてはやされたが、ウステリの名を子供まで呼ぶのは小生意気だからききている。ている。 狂歌百物語より「 狂歌百物語より「鎌鎌かまかま鼬鼬いたちいたち」」 4 4 茨城の方言 茨城の方言 よろこびの会名誉会長よろこびの会名誉会長 安島安島 光二光二