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vol75   6 / 8

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がん診療 がん診療(診断・治療・緩和ケア)−(診断・治療・緩和ケア)− がんの痛みはがまんしないでがんの痛みはがまんしないで −− 会員会員 大内大内 洋子洋子 日 日 時:平成時:平成2525年年1010月月1010日(木)日(木) 場 場 所:赤塚ミオスビル水戸市ボランティア会館所:赤塚ミオスビル水戸市ボランティア会館 講 講 師:茨城県立中央病院師:茨城県立中央病院 角田角田 直枝看護局長直枝看護局長 内 内 容:県容:県政政出前講座(レディスピア県央主催)出前講座(レディスピア県央主催) 今回の出前講座は 今回の出前講座は88月に続いて、レディスピア月に続いて、レディスピア県央の例会を拡大し県央の例会を拡大し、広く一般の、広く一般の方方へ呼びかけまへ呼びかけました。和やかな落ち着いた雰囲気で始まりました。した。和やかな落ち着いた雰囲気で始まりました。痛みの話で、私の経験痛みの話で、私の経験をを思い出し思い出しましました。がんの痛みではありませんが、た。がんの痛みではありませんが、急性肩関節炎で急性肩関節炎でのの激痛のため眠れぬ一夜を過し激痛のため眠れぬ一夜を過しましました。た。寝返り寝返りも打てなくも打てなく、この状態がいつまで続くのかと不安、この状態がいつまで続くのかと不安で、で、明日の予定もまっ暗明日の予定もまっ暗でした。でした。 ・・・ところが次の日の鎮痛薬で ・・・ところが次の日の鎮痛薬で激痛は激痛はウソのようにピタリと消えウソのようにピタリと消えたのですたのです。。 がんによる痛みの7割は、とれるそうです。 がんによる痛みの7割は、とれるそうです。 痛みは、がんなどの原因によって神経が刺激され、 痛みは、がんなどの原因によって神経が刺激され、脊髄を経て脳へ伝達されます。そこで「痛い」と脊髄を経て脳へ伝達されます。そこで「痛い」と感じます。脊髄と脳にはオピオイド受容体とよば感じます。脊髄と脳にはオピオイド受容体とよばれる部位があり、オピオイド鎮痛薬は体内に入っれる部位があり、オピオイド鎮痛薬は体内に入ってこの受容体と結合します。オピオイド鎮痛薬がてこの受容体と結合します。オピオイド鎮痛薬がオピオイド受容体と結合すると、脊髄と脳への痛オピオイド受容体と結合すると、脊髄と脳への痛みの伝達が遮断されます。これによって、痛みがみの伝達が遮断されます。これによって、痛みがおさまります。おさまります。(下記は、除痛治療の段階図)(下記は、除痛治療の段階図) WHO WHO除痛ラダー除痛ラダー 第 第11段階:非オピオイド段階:非オピオイド 第 第22段階:弱オピオイド±補助薬(リン酸コデイン)段階:弱オピオイド±補助薬(リン酸コデイン) 第 第33段階:強オピオイド±補助薬(オキシコンチン・モルヒネ・フェンタニル)段階:強オピオイド±補助薬(オキシコンチン・モルヒネ・フェンタニル) 疾患の早期から緩和ケアを図り、生活の質を改善する大切さは、鎮痛薬 疾患の早期から緩和ケアを図り、生活の質を改善する大切さは、鎮痛薬(医療用麻薬(医療用麻薬…モルヒネ等…モルヒネ等))に対する従来からの誤解とに対する従来からの誤解と共に理解ができました。また、共に理解ができました。また、自分にしか自分にしか分からない分からない痛みの程度を痛みの程度を上手に上手に他他人に伝える方法も人に伝える方法も教えていただきました教えていただきました。全人的な痛みの諸因子。全人的な痛みの諸因子「「オピオイドオピオイド」」なる用語を頭にたたきなる用語を頭にたたき込んだ時間でした。込んだ時間でした。 なおついでながら なおついでながら、、楽しみ楽しみにしている「にしている「にとな文庫にとな文庫リンク集リンク集((URLURL::http://shimohara.net/nitona/http://shimohara.net/nitona/))」」を紹を紹介します。介します。このサイトはこのサイトは千葉千葉県県がんセンターの患者図書がんセンターの患者図書室室「にとな文庫」「にとな文庫」で働く医学図書館員が作成しで働く医学図書館員が作成しているがん情報のリンク集ているがん情報のリンク集です。心と体総合支援センターというだけあって、医学のあらゆる情報をです。心と体総合支援センターというだけあって、医学のあらゆる情報を提提供供・サポート・サポートしています。しています。機会がありましたら、皆さんも覗いてみて下さい。機会がありましたら、皆さんも覗いてみて下さい。 非オピオイド(アセトアミノフェン、NSAIDS) 強オピオイド 弱オピオイド 第3段階 第2段階 第1段階 6 6