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会員 田所 厚子 平成26 年1 月9 日(木)、寒波が北極圏から降りてきて、寒 い日でした。会場は、ミオスビルのボランティア室で、18 名の 参加がありました。 食事の前後に近況を語りあい、女性同士ならではの内容で、 学校のいじめ問題、不登校、閉じこもりなどが話題になり、充 実した新年会となりました。デパ地下のお弁当を取り寄せ、黒 沢 明実さんの心のこもったお清汁で昼食をいただきました。 レディスピア県西例会 平成25 年12 月21 日(土)、お正月用のフラワーアレンジメント(生け花)を作り ました。それぞれ思い思いのかたちに花を活け、出来上がりに大満足でした。 ノルウェーの春 会員 谷田部 昌子 以前仕事で海外へ行く機会があり、海外で10 年間を過ごしその内5 年間は、ノルウェーで生活をしま した。フィヨルドの国、白夜の国で私の住んでいた所は、西海岸、スタンガーという港町から電車で30 分程南に位置する「ブリーネ」という森と湖の美しい町でした。 春分の日を過ぎた頃から、長かった冬から目覚め、いよいよ春が少しずつ感じられます。この日を境 にして毎日5 分ずつ昼の時間が長くなり、3 月〜4 月にかけて街の中はポースケ(キリストの復活祭)の 季節を迎えます。どこのお店もひよこの置物や、黄色の水仙の花など、黄色がベースで飾られます。花 瓶には白樺の枝が活けられ、綺麗に色付けされた卵の飾りを吊るし、道行く人々の目を楽しませてくれ ます。各家庭に飾られる水仙は、ポースケリリー(復活祭の百合の花)と呼ばれ、キリストの復活を祝 う花として用いられています。やがて白樺の枝が家の中で柔らかに芽吹きまさに復活するのです。3 月〜 4 月は、身も心も浮き立つ季節でした。 5 月、「風」が名物のヤーレン地方に春風が吹き始めると、太陽の日差しもさらに長くなり、朝3 時半 頃には日が昇ります。路地に植えられた水仙も一斉に開花し、ライラックの花の香りが漂ってきます。 家々の花壇は幾何学模様に植えられた花が鮮やかに咲き、実に美しい光景です。 5 月17 日はノルウェーの独立記念日。総人口500 万人弱の国を挙げての祝日です。地方独特の民族衣 装を身に付け、大人も子供のパレードの列に加わり、街の音楽隊の演奏に合わせて行進します。そのパ レードの行列で街の中は一日中大賑わいとなります。最後に町役場の広場に集まり、皆で国歌を歌って 一日が終わりとなります。 酪農国でもあるノルウェーは、沢山の牛が放牧されています。のんびり草をはむジャージー牛は、冬 の牛舎生活から解放され、自然の中で嬉しそうです。牛達は、朝牛舎から放牧地へ移動しますが、私も 何度か出勤の時にその群れに出くわしました。この国は動物が優先でクラクションを鳴らす者はいませ ん。じっと牛の移動を待っています。夕方5 時過ぎになると牛達は、早く牛舎に戻って搾乳をして欲し いので、我先にとゲートの開くのを待っています。ノルウェーの人達は心優しく、実に動物を愛護する 民族です。(次号に続く) レディスピア県央新年会 4