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vol81   6 / 8

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会員 浜崎 昭一 私は 、蘇葉 No.5No.5で「虫のしらせ」と題してで「虫のしらせ」と題してがん体験をがん体験を紹介させていただきました。紹介させていただきました。 平成 16 年、市の検診で前立腺年、市の検診で前立腺PSAPSA数値 177 、県立中央病院でも、県立中央病院でも144 (正常値は(正常値は4)でした。生検針がでした。生検針がはね返るほどの固さで、結果は浸潤状態ではね返るほどの固さで、結果は浸潤状態で5段階 中の 4(ステージW)(ステージW)だと医師に言われ、血の気が引いだと医師に言われ、血の気が引いたことを 思い出 します。ます。 入院 3ヶ月の間、放射線をヶ月の間、放射線を1日 3グレイ×レイ×36 日で 10 8グレイを受けました。あれからレイを受けました。あれから10 年、放射線年、放射線の後遺症に悩みながら過ごしています。毎月、ニュープリンのホルモン注射との後遺症に悩みながら過ごしています。毎月、ニュープリンのホルモン注射とPSAPSAの検査を受けています。 私は、 私は、退院後実行していることがあります。今退院後実行していることがあります。今まで 日記 など書いたこともありませんでしたが、など書いたこともありませんでしたが、糖尿 病でもあ る私は、食事内容と体重を毎日記録するようになりました。る私は、食事内容と体重を毎日記録するようになりました。栄養士に栄養士に1日 1,6001,600 kcalkcal(20 単位 ) に見合う食事量を教わり、に見合う食事量を教わり、はじめのはじめの6ヶ月間ヶ月間は計量に苦労しましたが、やがて計量に苦労しましたが、やがて慣れ 7ヶ月目から食事ヶ月目から食事は ほぼ 目分量目分量計算し、計算し、体重 の変動 によってによって食事量が食事量が正しい かを 確認しています。確認しています。 それ以外にも それ以外にもヘモグロビンヘモグロビンA1 cと 1日の尿回数、血圧日の尿回数、血圧も記録し診察時に記録し診察時には 持参しています。持参しています。 今後も記録を続け、自分の体調を把握して 今後も記録を続け、自分の体調を把握していこうと思いいこうと思います。私もます。私も80 才、 残り少ない時間をどう過ごすか残り少ない時間をどう過ごすか模索中です模索中です。 会員 黒沢 明実 著者の父母が遺してくれた「大切なことば」の数々を、思い出ととも著者の父母が遺してくれた「大切なことば」の数々を、思い出とともに綴る一冊です。に綴る一冊です。 明治生 まれの両親は、どんなに忙しくても子供達とよく会話をしたと、れの両親は、どんなに忙しくても子供達とよく会話をしたと、ふり返る。いつも 子供 にでも分かるやさしい言葉、生活の知恵人と の助け合いなどを、具体的に教えてくれたと。の助け合いなどを、具体的に教えてくれたと。 その1つに「人を見たらまず頭下げなさいよ、誰とでも仲良く出来 た方が楽しいよ」と。 また 母は言った「女性とえども自分が食べるく らいは自分で働かなとよ。男性に食べさせてもう、対等にはものが言えないから」にはものが言えないから」。父の言葉「偉い人間」より「人に懐かしがら父の言葉「偉い人間」より「人に懐かしがられる人間にな」と言った。懐かしがらは ・ あの人はど うしているだろうと思われ、手うしているだろうと思われ、手紙やはがき紙やはがき1枚もらえる人間に。そして枚もらえる人間に。そして「顔を見たいね〜 」と懐かしが られて、会いに来もえる人。親子どもに子どもに遺のこ せる大切な財産は何だろうか、と考えた時、やはり一番は、どんな環境にあっても生きていせる大切な財産は何だろうか、と考えた時、やはり一番は、どんな環境にあっても生きていける生活の知恵を身にける生活の知恵を身に付け させることではないかと思うのです。親の元にさせることではないかと思うのです。親の元にいる間、学んだる間、学んだ様々な様々な「人生「人生の言葉」の数々に支えられて今日まで生きての言葉」の数々に支えられて今日まで生きてこられたられた・ と、著者は言う。「言葉の持つ力」を信じて著者は言う。「言葉の持つ力」を信じていきたい。実行するのはいきたい。実行するのは自分の心次第であるけれど。自分の心次第であるけれど。 私は 、昨年末から今年昨年末から今年はじめに 小中学時代の小中学時代の2人の友を見送りました。昨秋の恩師の墓参りでは下見人の友を見送りました。昨秋の恩師の墓参りでは下見までしまでし、皆を案内して皆を案内して当日その場を当日その場を和ませて和ませていた友が翌月には逝ってしまうなんて、信じられないこといた友が翌月には逝ってしまうなんて、信じられないことでした。 もう 一人の友は一人の友は、遠方だったため、遠方だったため、2人で会うことを先延ばしにしていて、とても悔いの残る結果とな人で会うことを先延ばしにしていて、とても悔いの残る結果となりました。もう残された時間があまりないと知ったりました。もう残された時間があまりないと知った時、 家族が「誰か会いたい人はいる?」と声家族が「誰か会いたい人はいる?」と声をかけ たら、 友は私の名前を告げたとのことでした。“友は私の名前を告げたとのことでした。“懐かしく思って懐かしく思ってくれてありがとう。きっとくれてありがとう。きっとまた 会えるよ会えるよね”と、 優しかった優しかった2人に話しかけている人に話しかけている今の 自分がいます。自分がいます。 今井 美沙子著「ことばの形見」(作品社)美沙子著「ことばの形見」(作品社) 6 がんになって がんになって10 年、自分が変わったこと年、自分が変わったこと 「ことばの形見」を読んで・・・ 「ことばの形見」を読んで・・・